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【肝臓が弱っている方必見!】肝臓病を改善するための食事療法

沈黙の臓器と呼ばれ、気づいたらひどいことになっていたということも少なくない肝臓の病気。内臓の中でも特に身体のバランスを保つために重要な役割を持つ肝臓は特に気を遣って健康に保ちたいものです。

 

肝臓を病気に至らしめる原因はさまざまですが、治療には根気が大切なのも肝臓病の特徴。中でも生活習慣からきた肝臓病には食事療法も重要になってきます。しかし食事療法と一口に言っても、どのようなタイプの肝臓病であるのかによって気を付けるべきポイントは変わってきます。

 

今回は肝臓病と食事療法について、タイプ別に一般的には具体的にどのような食事療法が望まれるのかを見ていきながら学んでいきたいと思います。

 

肝臓病は食事療法が大切

自覚症状の少ない肝臓病。気づかぬうちに肝臓に問題を抱えている人は非常に多いとされています。肝臓病ははじめのうちはほとんど症状が現れませんが、しだいに多くの弊害を生み出していきます。そうならないためにも、そしてすでになってしまっている人は特に日頃の食生活に気を遣うことで肝臓を労わる努力が大切になります。

 

肝臓は食事から摂った糖質をクセリコーゲンとして貯蓄して、必要に応じてグルコースとして各部位へ送り込んだり、タンパク質や脂質を代謝したり、ビリルビンというヘモグロビンの残骸を胆汁に生成して消化に役立てたり、有害物質を分解・排出する助けを行うなどして日頃から私たちの身体を健全に保っています。

 

しかし逆に言えばこれらの成分を食事から過度に摂りすぎることで肝臓は休むことなく働き続けることになります。人間社会にも過労死や働きすぎによる不調があるように、肝臓も無理に働かせ続けるといずれ壊れてしまいます。

 

そうならないようにも、日頃の食生活で肝臓へ負担をかけすぎないようにすることはとても大切なことです。これはすでに弱っている肝臓に対しても、健全な肝臓に対しても言えることです。

 

肝臓病はそのタイプに応じて食事療法において意識する部分も異なりますが、まずは大前提として肝臓を労わるための食事療法の基本をポイントで学んでおきましょう

栄養過多にならないように

肝臓はいわば人体に必要な栄養も不必要な毒素もまとめて処理する器官です。そのため栄養にあるものでも食べ過ぎは負担をかけますし、アルコールや食品添加物の摂りすぎも負担に繋がります。

 

肝臓を労わる食事療法の基本は身体に優しい食材を使って適正量の食事を心がけることということになります。

食後は横になるといい

食後横になるのはなんとなく罪悪感がありますが、肝臓にとってはプラスに働くと考えられています。というのも肝臓に血液が流れやすくすることで肝臓の食後の負担を減らすことが出来るからです。

 

肝臓を労わる意味では食べた後に少し横になって肝臓に血を巡らせるように意識してみましょう。

 

肝臓病はタイプ別に食事療法を変える

肝臓病と一口に言ってもそのタイプはさまざまです。病気による食事療法はどの病気でも基本は身体に負担をかけないという意味で変わりませんが、特に注意すべきポイントは変わってきます。

 

ここでは肝臓病のタイプ別に特に意識したいポイントについて見ていきましょう。

本格的な肝臓病の食事療法は専門医と相談しよう

脂肪肝

脂肪肝とは肝臓に脂肪がたまってしまう状態のことを指します。アルコールの飲み過ぎや食生活の乱れなどが原因でおこる病気です。この状態を放置すると肝硬変や肝臓がんなどの命に係わる病に進行する可能性があるため、早めに対策する必要があります。

 

脂肪肝は特に食事を見直すことで改善できる病です。要は肝臓に中性脂肪がたまっている状態、肝臓の肥満化が原因です。このような症状になる場合はそもそもの体型が肥満気味であることが多いでしょう。(中には見た目はスリムでも肝臓だけ脂肪がたまってしまう人もいます)

 

そのため基本は標準体形に近づけるように食事をコントロールすることが大切です。具体的には脂質はもちろんのこと糖質を制限して肥満を防ぎます。それと同時に規則正しい食事のリズムを付けることも大切です。

 

不規則な食事のリサイクルやドカ喰い・早喰いは肝臓に負担をかけます。血糖値の急激な上昇を防いで中性脂肪がたまるのを防ぐためにも野菜からタンパク質、炭水化物というように食べる順番も考慮しましょう。これは一般的なダイエットの基本でもあります。

慢性肝炎

慢性肝炎とは肝臓内で生じた炎症が長く続いている状態の肝炎で、ウィスル性のものからアルコール性のもの、薬物が原因のものなどさまざまですが、弱った肝臓を労わるためにも肝臓に負担をかけないような食生活が基本となります。

 

そのためにも日々バランスのよい食事をとるように心がけることが大切です。よく高たんぱく・高ビタミンの食事が肝炎にはよいと言われることがありますが、良質なタンパクとビタミンをとるのはもちろん、他の食材もバランスよく食べて、食事が偏らないようにすることも大切です。

 

アルコールが原因の場合は禁酒・節酒もとても大切です。慢性肝炎はゆっくりと進行する病気ですからすぐに集中治療を必要とするケースも少ないと思います。その分日頃から手を抜くことなくバランスの良い食事をとることが必要です。

急性肝炎

急性肝炎は主にウィルスを原因として起こる肝炎で、適切な治療を行えば半年以内には完治します。食欲不振や吐き気といった症状が出ることが多いため食事もとれなくなのがちですが、肝臓も非常に疲弊している状態になりますのであまり負担のかからない食事が鉄則となります。

 

肝機能が著しく低下している場合は絶食などの必要も出てきますが、急性肝炎の場合は入院治療のパターンも多いため食事指導は病院でなされるケースが多いでしょう。

 

それよりも肝臓に急な異変を感じたら急性肝炎を疑って早めに診断を受けることも大切になります。

肝硬変

肝硬変は脂肪肝や慢性肝炎が長く続くと肝臓が刺激を受け続けて硬く収縮していきます。こうなると普段通りの機能を果たさなくなり、最悪命にもかかわるような状態となります。

 

肝硬変は大きく分けて肝細胞の機能で役割を維持していて特別な自覚症状が出にくい代償期と、もはや機能を果たしきれなくなり自覚症状があらわれる非代償期に分けられます。

 

代償期であれば食事療法は慢性肝炎や脂肪肝のさいとほとんど変わりません。バランスのよい食事をとりながら、便秘などで肝臓に負担をかけないように食物繊維をたくさん摂るように意識することも推奨されます。

 

非代償期では症状の進行と併発する病気に応じて塩分の節制やタンパク質の節制が行われる必要があります。この時点では医師に診断をうけて正確な指示を仰いだうえで治療を行わないと取り返しのつかないことになります。

 

また、いずれの場合も肝臓に負担をかけないように一回の食事量を増やし過ぎないようにして三食に分けて食べたり、よく噛んで食べたり、アルコールや刺激物を節制して負担を軽減することが必要になることは間違いありません。

 

肝臓病は食事療法が大切

肝臓病は急性肝炎でない限りは長いスパンで治療に取り組むべき病気です。特に食事療法にしっかりと取り組むことで病を悪化させることなく治療を進めていく必要があります。

 

そのためにも肝臓に対して何が負担になるのか、何が負担にならないのかを理解し、負担になるような食事は控えていくとが大切になるといえるでしょう。