MENU

異変を感じたらすぐ病院へ!知っておくべき肝臓病の初期症状

肝臓は静かなる臓器とも呼ばれる部分です。人間の内臓の中でも特に重要な働きをするため、ここが気付かぬうちに病気になっていると非常に厄介です。

 

その上に自覚症状の少ないまま進行してしまうため、気づいたらもう手遅れ・・・というようなことにもなりかねません。そうならないためにも肝臓病になると現れる初期症状をしっかりと把握しておいて、少しでも異変を感じたら病院で検査してもらうなどの意識を日頃から高めておきたいものです。

 

今回は肝臓病になったときに現れる初期症状について一般的に知られていることを解説します。肝臓病以外でも現れる症状などと見分けのつきにくい部分もあると思いますが、心当たりのある方は一度検査してもらうとよいかもしれません。非常にデリケートな臓器ですから、一度っかりと向き合ってることも大切なことだと言えるでしょう。

 

肝臓病の初期症状とは

肝臓の病気には脂肪肝や肝炎、肝臓がんなどが挙げられます。いずれの病気も自覚症状が感じられつらく、気づいたらかなり進行していたということの多い病気です。

 

肝臓病はさまざま発症要因が存在しますが、いずれの場合も結果的に肝臓が機能低下を引き起こすことでは共通しています。肝臓は人体においてとても重要な役割を果たしているため、肝臓病に陥ると最終的にはさまざまな不調を訴えかけるようになります。

 

そしてそのような明らかな異変が現れる前に必ず初期症状が起こっているはずなのです。具体的にはどのような症状が初期症状として引き起こされるのでしょうか?

倦怠感

肝臓病の初期症状として挙げられる代表的なものが倦怠感です。なぜ肝臓を患うと倦怠感を持つのでしょうか?

 

肝臓は栄養の分解にも深くかかわっている臓器です。我々の身体はタンパク質や脂肪を分解してエネルギーにしています。身体が動くのはこれらの栄養がちゃんと体内で代謝されてエネルギー源になっているからなのです。また、一部のビタミンなどを効率よく吸収させているのも肝臓です。

 

肝臓が正常に機能しないとせっかく摂取した栄養素がエネルギーとなることが出来なくなります。そのためしっかりと食事をしていてもエネルギーは補給されず、身体が疲れた状態が恒常的に続くようになります。

 

また、身体に溜まった様々な毒素を分解して排出させるのも肝臓の重要な機能です。肝臓が弱っていると解毒作用も働かず、身体に害のある物質が留まりつづけます。そのため体調の異変を感じやすくなるのです。

 

このような理由から肝臓が病んでいるときは倦怠感を非常に強く感じるようになるといえるのです。

食欲不振

倦怠感に次いで肝臓が弱っていると生じる症状が食欲不振です。初期症状のわかりづらいとされる肝臓病において、もっとも異変を感じやすいポイントであるとも言われています。倦怠感などは少し頑張りすぎかな?と思ってしまうこともありますが、日々の食事の量が低下するということは目に見えて分かりやすいと思います。

 

肝臓は消化液の分泌に関わる臓器です。肝臓が弱っているときは消化液も正常に分泌されなくなる傾向にあるため、身体が食事を求めなくなります。悪化すると食べ物の臭いを嗅ぐだけで吐き気を催すようなこともあります。

 

肝臓に関わる病気以外でも身体に異変があるとまず変化するのが食欲です。食欲が明らかに低下した場合は肝臓病をはじめなんらかの病気を疑って検査をした方が良いかもしれません。

お酒に対する抵抗に変化がおこる

肝臓病の原因としても一位に挙げられるのがアルコールです。日頃からアルコールを嗜む方は特に肝臓との付き合いを考えていかなければなりませんが、肝臓がやられるとお酒に対する抵抗にも変化が現れます。

 

肝臓が病んでいる時は当然アルコールの代謝能力も低下しているため、以前より飲める量が落ちてしまいます。酒量は単純に加齢によっても低下していくため一概には言えませんが、急激に飲めるお酒の量が減ったり悪酔いするようになったら肝臓の機能低下が起こっていることに間違いはありません。

 

飲める量に変化が現れたら一度肝臓の機能チェックを行ってみてはいかがでしょうか?

発熱

肝炎には大きく分けて日頃の生活習慣が原因となって徐々に進行していく慢性肝炎とアレルギーやウイルスなどが原因でおこる急性肝炎が存在します。

 

このうちとくに急性肝炎は初期から発症にかけて風邪のような症状を伴うことが知られています。倦怠感や食欲不振はもちろん発熱がおこるのも急性肝炎の特徴です。

 

一見すると風邪のような症状ですが一般的な風邪と比べれば長引き、2週間程度は症状が続きます。普段と比べて長引く風邪のような症状には注意が必要だと言えるでしょう。

排せつ物に異変が

肝機能の低下によって代謝や分解、解毒がうまく行われなくなると排出物に異変が起こります。

 

まず尿の色が濃くなります。体内のヘモグロビンの代謝物であるピリルビンという物質は肝臓から胆汁へ構成されて消化に使用されます。しかし肝機能が低下しているとピリルビンが体内にそのまま循環し排尿されることになります。ピリルビンは尿の色を濃くする原因でもあります。慢性的に尿の色が濃い人は肝機能の低下を疑うことが出来ます。

 

また便は白くなる傾向にあります。これも胆汁が十二指腸でうまく分泌されないことが原因で正常な消化が出来ないためです。排せつ物の異変は体内の異変ということですね。

身体が黄色くなる

ピリルビンは排泄される尿の色にあらわれますが、体内に巡っている場合は肌の色まで変化させます。よく肝臓を悪くすると肌の色が黄色くなると言われているのはこのためです。

 

体の色が変化するようなことがあればすぐさま病院で検査してもらうようにしましょう。

肝臓病の初期症状が現れたらどうする?

肝臓病は今まで挙げてきたような初期症状を感じることも少なくありません。生活の中でこのような異変を感じたら気を付けたいものです。そうはいっても決定的な症状は初期には少なく、どうしても疲れや風邪と勘違いしてしまうようなこともあるでしょう。

 

肝臓病は最終的には病院で検査をしてもらうことで判断する以外に方法はありません。初期症状がいつくか重なって現れたり、日頃の生活に肝臓を傷める心当たりがあったり、排泄物の色や肌の色の異変などわかりやすい変化があれば早急に医師に相談して早期発見をすることで治療をスムーズに行うことが出来るでしょう。

肝臓病の初期症状は危険信号!?

肝臓病の初期症状は危険信号です。早急に検査をして発見できれば治療も長引かずに済むでしょう。
また、慢性肝炎や肝脂肪のような病気は日頃の生活習慣に問題がある場合も多いです。そんな時は疲弊している肝臓を労わる生活を心掛けることが大切です。

 

具体的にはアルコールの節制、脂肪や甘いものを摂りすぎない、暴飲暴食をしない、適度な運動を心掛ける、規則正しい生活を行う、過労に気を付けるなど意識すべき点はたくさんあります

 

肝臓病は一度かかると回復までに非常に長い時間を要します。また食生活などで制限されることも多い非常にやっかいな病気です。クオリティブライフを低下させないためにも日頃から身体の異変に敏感になること、生活習慣を整えることが大切です。ぜひ一度自身の生活を見直し、また肝臓病にあらわれるような初期症状が現れていないかどうか確認してみてください。もし思い当たるようなことがあれば一度病院で検査をすることも視野に入れてみましょう。